2013年7月8日月曜日

真夏の出来事

昨日からモウレツな暑さだ。
なので体調が良くなるわけはない・・。
エアコンをつけた部屋でひっそりと時をすごす・・

ってなわけにもいかないのだから生きていくってのは
大変なこった。

そんな私は午前中事務所と家を行ったり来たりしていたが
10時半頃、家を出て事務所の前を見ると見知らぬおっちゃんが
立っていた。

そこは・・我が家の敷地だぞ!!

私はその人の見覚えがない。
身なりは・・というとよくくる営業の男性とは
かけ離れた汚れたTシャツに短パンで・・年齢は60代・・70代?


私は
「何か御用ですか?」と聞く。


そいつは目も合わせず、鼻歌しながら私の声かけに
返事をせず、私を横切って家の敷地を出ようとした。

その後姿の右手には見覚えのある・・

ぶどう・・・


「それって・・うちのじゃないですか?」と私は丁寧に聞く。


やつは振り返って
何も言わず、そのぶどうを私の前に突き出した。

私はそのぶどうを受け取ってあいつが家の敷地から
出て行くのを見守った。

まだ青々したぶどうの品種は巨峰で
この時期のものはとても食べられたもんじゃない。
素人が育てているものだし、そんなたくさん実が
ついているわけでもなく、全部でも5~6つ程度しか
房はない。

あれを盗もうとしたのはよっぽど食べ物に困って
いたのだろうが・・毎年育てたぶどうが無くなっていた
原因はあのオッサンが犯人だったのかもしれない、
とどうしても思ってしまう。

夢であってほしいが・・それが現実なんだよな。