2009年11月28日土曜日

旅立ちを知る

今日の話はおとといの朝に遡ります。

朝、事務所に入ると一枚のFAXが届いていた。
近づいていくと

         「葬儀日程表」

とゴシック太文字で書かれていた。

それはそれは私は驚き、誰が?いつ?どうして?
そう言葉にならないくらい衝撃を受けたのですが、
その内容を更に読んだところ、全く私の知らない方の
訃報でした。

そのFAXには2枚目の続きがあり、ざっと説明すると
○○書道会の△△先生の訃報をお知らせするという
連絡網。
ようするに間違えて私のところに送信したということ。

知らない方だし、どうしてよいのか一瞬迷ったけれど
先生との最後のお別れを知らなかった・・ということに
私が関わるのもなんだしなぁ・・と思ったのでFAX用紙に
書かれていた番号に電話をかけてみた。

すると転送電話になり、電話の近くにはいません、と
受話器からの声があり、一度電話を切った。

そしてうっかり書類の山にそのFAX用紙を混ぜてしまい、
昨日の朝になってそのFAX用紙にまた気がついた。

もう一度電話をしてみたところ、一昨日と同じ状態だったので
仕方ないか、と送信された用紙の余白に

   ○○○○ー○○ー○○○○ のFAX番号の者ですが
   こちらのFAX用紙が間違って届きました。
   送信先を確認してください・・

そんなようなメッセージを書いてFAX送信してなんともいえない
心の重荷を下ろした。


その日程表にはお別れの会の場所の地図がのっていた。
それは私のところから1時間近く離れた場所でしたが
よく遊びに行く友達の家の近くでその場所はすぐ分かった。


      あぁ・・あそこで・・

           今日旅立つのか、その人は・・。