2009年3月11日水曜日

哀しみの旋律

昨日の夜のコンサートの話を書きます。

      え・・日曜日のことじゃ?

いいえ、違います。
火曜日の夜もコンサートに行ってきたのです。
先日会った旅美サンが『用事があって行けないの』と
チケットを譲ってくれたから。

 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
    
とココまで書いたときには、テンションも高く、ワクワク
して眠りについたはずだったんですが、どうにも
朝になったら、すっかり書く気分は抜けてしまって・・
感想はというと・・
『そりゃ良かったね~』という一言で済んじゃいそうです。

       そんなこと言っちゃいやん~

ということで昨日の気持ちに戻って書いてみます。


今回のコンサートは日曜日のロッケンロール♪
とはガラッと変わり、ジャンルでいうと南米のラテン系?
といってもその会場の雰囲気はノリノリではなく、観客の
概ね6割は50代・・いやぁ・・60代以上だったでしょうか。
みなさんお上品でシックな感じな装いで・・。

そのコンサートホールは2度目でしたが、偶然なのだけど
8年前に行ったときも同じアーティストのコンサートでした・・
私はそれを知って少しだけ驚きました。
 
  男と女・・  若さそして老い・・
     束縛の中の自由・・ 出会いと別れ・・
   愛情と背中合わせにある憎しみ・・
     耐えられない苦しみ・・この上ない喜び・・ 
    人生とは・・   生きるとは・・
      
旋律が語っているんです。
奏でるメロディは、ワルツやブルース、ドイツ民謡とも
通じる何かがあるようです。
そう、そうなのよ、悲哀・・その中には滑稽さや狡さがあり、
それが人間なのだ、ということが伝わってくるんです。

8年も経てば、演奏も変わるのは当たり前・・。
そりゃ、いろいろ人生での経験を積み、音楽だけではない
何か熱い情熱がじんわりと伝わってきました・・。
深みが増したというのはこういうことなのでしょう。

心が洗われました。
とても清々しくコンサートホールを出て、ふと空を
見上げたら・・・まぁ!!輝く月夜じゃない~

一人で過ごす、なんとロマンティックな夜だったんでしょう。


というのが昨日時点での感想を振り返って、
今日の午後に追加で無理矢理書いてみたんですが。

でも今日はそんな気分もすっかりなくなり、
くしゃみと鼻づまりそれと頭痛でどんよりしています。
薬も気持ちも持続性に欠けているのよね。
ハイ、その通り、分かっていますって。

         っていう自分がなんとも哀しいわ。